データセクションとデジタルインテリジェンスが、
ビッグデータプラットフォーム構築・運営企業「株式会社日本データ取引所」を設立
〜日本企業のデータ活用支援を通じて、「データ立国ニッポン」の国際競争力を高める〜
データセクション株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:澤 博史、以下データセクション)は、株式会社デジタルインテリジェンス(本社:東京都渋谷区、代表取締役:横山隆治、以下デジタルインテリジェンス)と共同で、株式会社日本データ取引所(通称:J-DEX)(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:森田直一、以下J-DEX)を設立し、2016年2月12日より営業を開始いたします。
J-DEXは、分野・業界を超えたデータを利活用できるプラットフォームを提供し、日本の企業が持つ情報資産の新たなビジネス活用を支援することで、「データ立国ニッポン」の国際競争力の強化を狙います。
【1】日本データ取引所設立の背景
2016年現在、欧米諸国をはじめとする先進諸国では本格的なIoT/IoEの時代を迎え、ビジネスに活用可能なデータは、加速度的に増え続けています。
このような状況下において、日本でもビッグデータの利活用が国家の繁栄に直結するものと捉えられるようになり、昨年10月には、経済産業省と総務省の共同でIoT推進コンソーシアムが設立されるなど、その動きが活発化しています。
データセクションとデジタルインテリジェンスは、そうした背景をもとに、2014年4月に、データエクスチェンジコンソーシアムを設立し、日本におけるビッグデータ活用の推進に寄与してまいりました。株式会社インターネットイニシアティブ、株式会社富士通総研、株式会社ブレインパッド、株式会社エム・データ、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター、デジタルハリウッド大学などから強力なバックアップを受け、さらには経済産業省平成26年度補正予算事業「先端課題に対応したベンチャー事業化支援等事業」の委託業務を通じて、データ活用のための実証実験やノウハウ蓄積を進めてまいりました。
こうした取り組みの中から、データエクスチェンジコンソーシアムの会員企業間では、ビジネスベースで実現可能なプロジェクトや、新たなイノベーションのアイディアも生み出されています。一方、日本国内には、企業によるデータ活用のための課題がまだまだ多く見られます。これらの課題を解決し、新たなビジネスやイノベーションを推進するためには、データエクスチェンジプラットフォームを構築することが重要であると判断しました。
【2】データエクスチェンジプラットフォーム構築までの展開ステップ
データエクスチェンジプラットフォームを構築するために、データエクスチェンジコンソーシアム及び経済産業省委託事業での取り組みをベースに、下図の通り展開をしてまいります。
J-DEXは、日本でデータエクスチェンジが活性化するためのあらゆる周辺事業を提供いたします。例えば、グローバルな視点での先行事例の研究・各種プレーヤーとのアライアンスを通じた新規事業・AIに関する研究・ビッグデータ分析事業・データ活用のための各種ガイドライン作成・その他各業態との協業を前提とした啓蒙活動などを提供し、「データ立国ニッポン」の国際競争力の向上を目指します。
【3】事例
データエクスチェンジコンソーシアムでは、企業データのビジネス活用に向けた実証実験を行っております。複数社によるさまざまなデータを掛け合わせた、企業間のデータ連携や新しい分析アイディアの具体化、データ活用ソリューションの開発支援などを行っております。
《想定される事例》
「シングルソースパネルデータ(メディア接触/購買/趣味・関心)」×「健康管理ゲームのデータ」
⇒消費活動だけでなく、健康管理にも気配りしたライフスタイル診断・指南サービス。
「市町村単位の消費電力データ」×「近隣商圏の売上・顧客データ」×「気象・地理データ」
⇒商品仕入や物流最適化、需要予測に使える新しい指標を開発し、地方創生を支援。
「農地ごとの栽培履歴データ」×「農業機械の稼働・故障データ」×「生鮮食品店の売上データ」
⇒超省力・高品質の農業を、農業機械の製造バリューチェーン、生産物の需要予測の面でも実現。
【4】新会社概要
社名:株式会社日本データ取引所(Japan Data Exchange Inc.通称:J-DEX)
URL:http://www.j-dex.co.jp
代表者:森田 直一
所在地:〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-32-16 COM-BOX4F
設立:2016年2月12日
決算期:3月31日
資本金:12,000千円
出資比率:
株式会社デジタルインテリジェンス 41.7% データセクション株式会社 41.7% 森田 直一 16.6% |
役員構成:
代表取締役 | 森田 直一 |
取締役(非常勤) | 横山 隆治 |
取締役(非常勤) | 澤 博史 |
監査役 | 實川 美紀雄 |
主な事業内容:
・公正性・安全性・信頼性を備えた最適なデータ取引市場の提供
・企業のビッグデータ活用に関するコンサルティング事業
・データ活用の為の各種ガイドライン策定
・ビッグデータ並びにAIに関する研究
代表者略歴
1989年3月 | 慶應義塾大学法学部政治学科卒業 |
1989年4月 | 三菱商事株式会社入社 |
2001年8月 | 米国三菱商事会社(ニューヨーク) |
2007年9月 | ENTREPIA VENTURES パートナー |
2011年10月 | 株式会社マクロミル 執行役員 |
2012年12月 | ZAPPALLAS,INC.(US)CEO |
2015年7月 | DOUBLE BLUE INC.FOUNDER AND CEO |
本件新会社設立に伴う2016年3月期の当社連結業績に与える影響は軽微であります。
【5】デジタルインテリジェンスについて
社名:株式会社デジタルインテリジェンス
URL:http://di-d.jp/
代表者:横山 隆治(代表取締役)
所在地:東京都渋谷区恵比寿西1-32-16 COMBOXビル4F
設立:2009年10月30日
資本金:31,560千円
主な事業内容:
・総合デジタルマーケティング・コンサルティング業務
・デジタルマーケティング人材開発コンサルティング
・プライベートDMP導入コンサルティング
・DSP/RTB オーディエンスターゲティング導入コンサルティング
・入札運用型広告インハウス運用導入コンサルティング
・Webサイト構造改革コンサルティング
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