当社は、2024 年6月27 日の定時株主総会での承認を経て発足した新体制のもと、新経営戦略の一つの柱として、「AI Infrastructure Global Investment Fund」(以下「本ファンド」といいます。)を設立することと致しましたので、下記の通りお知らせいたします。
記
1. 本ファンドの設立に向けた取組みについて
当社は、 2024 年6月3日付「AI データセンター構築に向けた4社間基本合意のお知らせ」にて開示いたしました通り、Super Micro Computer Inc. (本社:アメリカ カリフォルニア州、社長兼CEO:Charles Liang)、シャープ株式会社(本社:大阪府堺市、代表取締役社長執行役員兼CEO:沖津 雅浩)、KDDI 株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長: 髙橋 誠)との間で、AI データセンター構築に向けて協議を開始することに合意いたしました。
本合意に基づき、当社、シャープ株式会社及びKDDI 株式会社の3 社は合弁会社を設立し、NVIDIA(本社:アメリカ カリフォルニア州、社長兼CEO:Jensen Huang)の最先端のAI 計算基盤である「GB200 NVL72」などを搭載したAI データセンターを構築し、早期に稼働を開始することを既に目指しております。
市場環境として、AI をめぐる技術が加速度的に進化している状況下、今後は日本のみならず世界中において、急増するAI 処理に対応できるAI データセンターの構築が求められており、地政学的な課題とセキュリティリスクが渦巻く現在の世界経済・安全保障環境において、AI がさらに、課題解決の重要要素となってきており、AI データセンターの容量拡大とクロスボーダーでの連携が強く求められております。
加えて現在、AI モデルのトレーニングに必要な計算能力は約6 か月毎に倍増しており、将来的には、新たなモデル及びより大規模なモデルの誕生により、市場のAI データセンターへの需要が更に高まると思われます。
こうした外部環境の変化と将来予測に鑑み、当社は新経営体制のもと、新経営戦略の一つの柱として、今後、本ファンドの設立を進めてまいります。
本ファンドからの投資を通じて、日本国内のみならず、欧州地域などグローバルベースでも、最先端のAI データセンターの建設を推進してゆくとともに、当社として、AI データセンターの運営及びAI クラウドサービスビジネスの展開を、各パートナーと連携して進めてまいる予定です。
2. 今後の見通し
本ファンドにおいて、当社はジェネラル・パートナーとなる予定ですが、その他の詳細については今後決定してまいります。詳細につきましては、今後の取組みの進捗に合わせて、適時お伝えしてまいります。
以上